| 毛勝山ファンスキー
阿部木谷〜山頂〜中谷〜西谷出合い〜山頂〜阿部木谷 |
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(富山県 魚津市)
| 4:00 | 起床。中谷を狙うため、早めに行動に移る。 | |
| 5:11 | 850m | 宗次郎谷出合い少し上の空き地から出発。京都、福井、富山など車5台。道の雪はほとんど融けている。 |
| 5:31 | 1035m | 13号最終堰堤。小汗が出る。堰堤の全幅が見えるが、落ち口の間近まで雪渓が残っている。今年は雪が多いと感じる。板菱から先には、踏み跡が1本の筋となって続いているのが見える。 |
| 5:55 | 1235m | 大明神谷出合い。大明神に向かって間違って歩いている3人組がいる。うち1人は知人のAさん。軽く挨拶を交わして先を急ぐ。中谷を滑っても、日帰りできると計算したが、なるべく行動時間を増やしたかった。 |
| 6:29 | 1565m | 三の又。上部は5月2日に来た時より石が多くなったが、まだまだ快適に滑れる斜面である。数多くのシュプールが刻まれている。ここで休憩がてらアイゼンをつける。雪は早朝なのに軟らかく、キックステップでさくさく登れる。ピッケル(アイスバイル)にはあまり頼らない。 |
| 7:11 | 1970m | 毛勝谷とボーサマ谷の分岐。いいペースだ。毛勝谷は雪がやせてクレバスができていたり、岩が露出したりしている。 |
| 7:26 | 2120m | 大勢の登山者が訪れたためか、ステップが残っているのでありがたく使わせてもらう。右俣の中間地点で、ライチョウが姿を見せ、先導するかのように谷を軽やかに歩く。ここ毛勝山で私は3年連続ライチョウを目撃しているので、生息していることは間違いない。 |
| 7:48 | 2320m | ボーサマのコル(本峰と南峰の鞍部)。登頂まで3時間を切るのは確実だ。あとはどこまで縮めるか、限界に挑戦する。 |
| 7:56 | 2365m | 毛勝山頂(2414m)。2時間45分で登頂した。自身のコースレコードだ。本日、同じ頃に登り始めた人は、はるか眼下の谷の中だ。自分がどこまでの力があるか、常々知りたかったが、目標である「登頂3時間以内」を大きく縮める結果に、満ち足りた思いだ。しかし、ここでのんびりしている暇はない。慌しく周りの山をデジカメ撮影して、滑走準備にとりかかる。
↑毛勝山頂にて(剱岳を隠しているゾ!) |
| 8:24 | 中谷へ滑走開始。右方へトラバース気味に降り、谷下の状態を確認してからターンを切り出す。滑り出しは広々としており、繊細かつ大胆な足さばきでハイスピード、ビッグターンが存分に楽しめる。
↑中谷の滑り出し |
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谷を二分するブッシュが出てきたら左に入り、尾根沿いののどを通る。斜度が最もきつく、ここが中谷の核心部である。右側には切り立つ岩が屏風を形成する。急斜面だが、恐怖心はない。慎重に板を回して抜ければ、あとは開けた緩斜面が続き、ルンルン気分で滑っていく。
↑中谷核心部の斜面と屏風岩
↑中谷核心部のルート(右上奥が毛勝山頂) |
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↑核心部を過ぎて、緩斜面となる(遠景は後立山) |
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| 8:51 | 1470m | 二俣出合い。地形図の1448m地点。 |
| 8:57 | 1365m | デブリ地帯に出たので、板を履いたままゆるゆると通過する。砂利にこすれて板が悲鳴をあげる。デブリの下はまだしばらく快適な緩斜面。この辺りまで下ると、新緑がまぶしくなってきた。 |
| 9:12 | 1100m | 左から支尾根が張り出しているところで、谷の全体がデブリで埋め尽くされている。スキーはここまでにして、アイゼンを履いて西谷との出合いを目指す。 |
| 9:39 | 900m | 西谷との出合い。視線を上げると西谷が真っ直ぐ突き上げ、正面にウドの頭が出迎える。アイスブルーの雪解け水が、雪渓の下でほとばしる。気持ちの良い風が頬をなでる。さあ、ここから登り返しだ。
↑西谷出合い(中央奥がウドの頭) 西谷の雪渓を詰めようとしたが、谷に入ってすぐのところで割れており、高巻きをさせられる。左岸のルンゼからガケに上がり、木の根をつかんで横移動していく。歩みは遅々として進まず、時間ばかり削られていく。水平距離にして十数メートル進んだだけで高巻きを諦める。 |
| 10:06 | また出合いに戻ってくる。登攀具なしではあまりにもきつい高巻きだった。おとなしく中谷を引き返す。木の枝を拾ってストックの代わりとする。今度の登りは時間を気にすることないので、景色を眺める余裕ができた。標高を上げるにしたがい、後立山の見える山が変化する。 | |
| 10:40 | 1095m | デブリ地帯をようやく通過し、スキーを脱いだ地点に着く。谷風に吹かれ汗が引いていく。左右の谷から間断なく石が落ちてくるので、些細な物音に敏感に反応してしまう。 |
| 10:46 | 1135m | 左岸の草つきにクマがいる。こちらに気付いてじっと見ていたが、しばらくして草陰に消えた。 |
| 11:29 | 1475m | 後立山を見ながら二俣出合いで昼食。出発するころ、曇り空が一変し、初夏のような日差しと青空が現れる。 |
| 12:42 | 1905m | 核心部に入る。落石に最大の注意を払う。確実にステップを切って、核心部を抜ければ、もう一息で山頂である。 |
| 13:50 | 2365m | 再び毛勝山頂。霧が湧いてきた。山頂は静まり返り、皆下山してしまったようだ。私は本日最初の登頂者であり、最後の登頂者となった。行動食でエネルギー補給する。 |
| 14:00 | 下山開始。鞍部まではアイゼンで歩く。 | |
| 14:20 | 2315m | ボーサマの頭の下よりスキー開始。毎分100m近い速さで滑降する。登山者のトレースを避けるように、谷の端にコースを見出す。 |
| 14:42 | 1250m | 大明神出合いまで、楽しい滑りであった。あとは歩いて車デポ地に向かう。13号最終堰堤までたどり着いたら、「ああ帰ってきた」という思いが湧きあがる。
↑阿部木谷から毛勝山頂 |
| 15:23 | 895m | 無事到着。身体は疲れたが、充実の山行内容であった。 |
※標高は腕時計の高度計から読み取っているので、実際と異なる場合があります。
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タイム |
コースタイム:行動時間:のぼり/6時間25分、くだり/2時間35分
(阿部木谷〜毛勝山頂) 2時間45分 (山頂〜中谷・西谷出合い) 1時間15分 (出合い〜山頂) 3時間40分 (山頂〜阿部木谷) 1時間20分 |
| スキー | 板/サロモン スノーブレードBUZZ(90cm)
靴/ノルディカ ファンドライブ |